2011年7月29日金曜日

ネットワークのベンチマークソフト Netperf

netperf は TCP/UDP, Unix Domain Sockets などのスループットを計測できるソフトの一つ。ここで言う「スループット」は単位時間あたりのデータ転送量のこと。

これを使うためには、ネットワーク内で通信を行う両ホストにインストールしておく必要がある。インストール後は、まず一方のホストでサーバープログラム(netserver)を起動して、もう一方のホストでクライアントプログラム(netperf)を実行するという手順。デフォルト動作では、サーバーは12865番ポートをListenする模様(場合によっては通信できるよう開けておく必要がある)。

CentOS 6へのインストール

rpmforgeのレポジトリを使えば yum でインストールできる。

rpmforgeを参照するための設定は、「CentOS 6 - 初期設定 - yum用リポジトリ追加 : Server World」に詳しく書いてある。

# yum --enablerepo=rpmforge install netperf

Mac OS X へのインストール(Mac OS 10.6.8)

MacPortsでインストールできるらしいが、MacPortsをあまり使っていないので、ソースをコンパイルして入れた。

$ wget ftp://ftp.netperf.org/netperf/netperf-2.5.0.tar.bz2
$ tar xvjf netperf-2.5.0.tar.bz2
$ cd netperf-2.5.0
$ ./configure
$ make
$ make check
$ sudo make install

実行例

こんな感じで結果が出力される。

$ netperf -H 192.168.1.20
MIGRATED TCP STREAM TEST from (null) (0.0.0.0) port 0 AF_INET to (null) (192.168.1.20) port 0 AF_INET
Recv   Send    Send                          
Socket Socket  Message  Elapsed              
Size   Size    Size     Time     Throughput  
bytes  bytes   bytes    secs.    10^6bits/sec  

262140 131070 131070    10.00    14149.31

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