-sess_out
と sess_id
が便利だったのでメモ。
openssl s_client コマンド
openssl
のs_client
は、サーバーとのSSL通信を確認するためのコマンド。いろいろな場面で応用できる。
-sess_out オプション
-sess_out
を使うと、openssl s_client
の結果(SSLセッション情報)をファイルに記録することができる。
$ openssl s_client -connect smtp.gmail.com:587 -starttls smtp -sess_out sess_out.txt
上の例では、sess_out.txt
に記録される(鍵の情報が含まれているので、扱いには要注意)。
$ cat sess_out.txt -----BEGIN SSL SESSION PARAMETERS----- MIIEdQIBAQICAwEEAgAFBCCiljn8yfXmDAlDzxlv53HgKo02ds87ncxERAAfYxf2 (略) -----END SSL SESSION PARAMETERS-----
ただし、cat
で表示してみると分かるように、PEMエンコードされているためそのままでは読めない。
openssl sess_id コマンド
SSLセッション情報を解読するためのコマンドとして、openssl sess_id
が提供されている。
$ openssl sess_id -text -noout -in sess_out.txt SSL-Session: Protocol : TLSv1 Cipher : 0005 Session-ID: A29639FCC9F5E60C0943CF196FE771E02A8D3676CF3B9DCC4444001F6317F68E Session-ID-ctx: Master-Key: 0FF83FC108F7A09BD6E9D76CD707804B6DFCCA3520EA13574B42EE40E21718D651432D79645AB91DAF2937D9373D1F97 Key-Arg : None Krb5 Principal: None (略) Start Time: 1314886612 Timeout : 300 (sec) Verify return code: 0 (ok)
上の例のように、Protocol, Cipher, Session-ID, Master-Key
など、SSLセッションを特徴づけるデータが分かる。
このコマンドのオプションは man sess_id
で確認ができる。
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